こんにちは、福山でトップフィールドマーケティングという会社をやっている神田(じんでん)です。
ChatGPTを触ってみた方から、よくこんな声を聞きます。
「使ってはみたけど、なんか固い文しか出てこんのよね」
ネットで調べると「#命令書」「#制約条件」のような記号をつけた頼み方がたくさん出てきます。あれを見て、そっと閉じた方も多いと思います(私も最初は、正直うっとなりました)。
安心してください。仕事で使う文章なら、あんな書き方は覚えなくて大丈夫です。話し言葉の3行で頼めば、十分使える下書きが出てきます。この記事では、その3行の型と、メール・お知らせ・お詫びの3つの例をまとめました。
頼むのは「誰に・何を・どんな感じで」の3行だけ
AIへの頼み方は、新しく入った事務さんに仕事を頼むときと同じです。相手が知らないことを、短く伝えればいいだけです。

1行目は、誰に向けた文章か。取引先なのか、社員なのか、お客様なのかで、言葉づかいが変わります。
2行目は、何を伝えたいか。あったことや日付など、中身にあたる部分です。ここが足りないと、AIは想像で埋めてしまいます。
3行目は、どんな感じで書いてほしいか。「やわらかく」「短く」「5行くらい」など、仕上がりのイメージです。
この3つさえ入っていれば、順番や言い回しは気にしなくて大丈夫です。
私自身、今はメールの返信、YouTubeの台本、画像づくり、問い合わせが来たら自動でLINEに知らせる仕組みづくりまで、いろいろAIに頼んでいます。それでも頼み方の基本は、この3行のままです。
例1:取引先へのお礼メール
たとえば、工場の見学に来てもらった取引先へのお礼メールなら、こう頼みます。
取引先の担当者さんに送るお礼のメールを書いて。
昨日、うちの工場を見学しに来てくれた。新しい製品の話でも盛り上がった。
かしこまりすぎず、6行くらいで。
相手の会社名や名前は、AIには入れずに「担当者さん」のままにしておきます。出てきた下書きに、最後に自分で名前を入れれば完成です。
例2:社員向けのお知らせ
社内のお知らせは、いちばん気軽に試せる場面です。
社員向けのお知らせを書いて。
来月の健康診断の案内。11月12日と13日、どちらか都合のいい日に受けてほしい。申し込みは総務まで。
堅苦しくない感じで、箇条書きも使って。
日付や場所のような事実は、AIに任せずに自分で書き入れます。AIは言い回しを整えるのは得意ですが、会社の予定は知らないので。
例3:納期が遅れたときのお詫び
いちばん気をつかうお詫びの文章こそ、AIに下書きを頼むと楽になります。
取引先のA社の担当者さんに送る、お詫びのメールを書いて。
材料が届かず、納期が1週間遅れる。新しい納期は決まり次第すぐ連絡する。
言い訳っぽくならないように、誠実な感じで。
お詫びのときは、3行目に「言い訳っぽくならないように」と書いておくのがコツです。AIは放っておくと理由の説明を長く書きがちなので。
出てきた文がしっくりこないときは、続けて頼む
1回で完璧な文が出てくることは、あまりありません。でも、それで大丈夫です。出てきた文を見ながら、続けて頼み直せばいいので。

よく使う頼み直しの言葉は、このあたりです。
「もっと短くして」
「もう少しやわらかくして」
「最初の一文を変えて、3つ案を出して」
「箇条書きにして」
前の話を覚えているので、最初から頼み直す必要はありません。この「続けて頼める」に慣れると、AIがぐっと身近になります。
名前と数字は、最後に自分で入れる
ひとつだけ気をつけてほしいのが、相手の名前や金額のような情報です。AIに入れるときは「A社さん」「担当者さん」のように伏せておいて、出てきた下書きに自分で書き入れてください。
AIに会社の情報をどこまで入れていいかは、別の回でくわしく書く予定です。まずは「人の名前と金額は入れない」だけ覚えておけば大丈夫です。
社内に広げたいときは
3行の型が分かると、「これ、社員みんなに覚えてもらえたら楽になるのに」と思う方もいると思います。ただ、会社ごとに書く文章も、気をつけることも違うので、そこは一緒に整理したほうが早いところです。
トップフィールドマーケティングでは、福山・広島の会社と一緒に、よく使う頼み方をまとめた社内用の型づくりから進めています。社長のためのAI相談窓口「社長のAI相談室」では、初回の相談(60分)を無料で受けているので、気軽にどうぞ。
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丁寧語で頼んだほうがいいですか?
どちらでも大丈夫です。「書いて」でも「書いてください」でも、出てくる文はほとんど変わりません。自分が打ちやすい言葉で頼んでください。
長く書いたほうが、いい文が出てきますか?
長さより、「誰に・何を・どんな感じで」が入っているかのほうが大事です。3行で足りないときは、出てきた文を見てから足せば十分です。
毎回同じ頼み方を打つのが面倒です。楽な方法はありますか?
よく使う頼み方は、スマホのメモに3行のまま保存しておくと便利です。2行目だけ書き換えて、そのまま貼りつければ使い回せます。
さいごに
AIへの頼み方は、むずかしい技術というより、人に仕事を頼むときの気づかいに近いものだと思います。誰に、何を、どんな感じで。この3行だけで、出てくる文はかなり変わります。
慣れてきたら、求人やSNSの下書きやマニュアル作りのような、もう少し大きな仕事にも使ってみてください。
「うちの会社だと、どんな頼み方をよく使うかな」と思ったら、この下のAIじゃけぇ君に気軽に聞いてみてください。会社に合わせて、使いやすい頼み方をご案内します。