「求人を出しても、若い人から応募が来ない」。福山や広島の製造業・中小企業の社長さんや採用担当の方から、このお悩みをよくうかがいます。
求人票には、主に仕事内容や給与、休日などの条件を書きます。けれど、若い人が本当に知りたいのは「どんな人と、どんな雰囲気の中で働くのか」です。そこを伝えるのに一番向いているのが、短い採用動画です。
この記事では、福山・広島の会社が採用動画をつくるときに、何を撮ればよいか、どこに載せればよいか、社員に出てもらうときに気をつけることをまとめました。プロに頼まず、スマホで始める前提で書いています。
書いているのは、福山市のトップフィールドマーケティング代表の神田です。元高校教員で、事業会社のマーケティング責任者として採用と育成にも携わっています。
なぜ中小企業の採用に動画が効くのか
今の高校生や20代は、スマホで動画を見ながら情報を集めるのが当たり前です。会社を調べるときも、文章だけのページより、実際の職場が映っている動画のほうが、ずっと多くのことが伝わります。
求人票では伝わらないものは、大きく分けて次の3つです。
福山・広島には、技術も実績もあるのに、外からは中の様子が見えていない会社がたくさんあります。動画は、その「見えていない良さ」をそのまま届けられる方法です。
私は神辺旭高校と芦品まなび学園高校で、理科の教員をしていました。福山に戻ってからは、高校で講演をする機会もありました。東京の事業会社では、4名だったマーケティング部門を22名のチームに育てる中で、採用と教育も担当しています。
学校の側と会社の側の両方から採用を見てきて感じるのは、若い人は「条件」だけでなく「そこで働く自分の姿」を思い浮かべられるかどうかで、会社を選んでいるということです。動画は、その姿を思い浮かべてもらうための一番の近道です。
採用動画で何を撮ればよいか
いきなり立派な会社紹介動画をつくる必要はありません。まずは、次のような素材を短く撮ることから始められます。
全部を1本に詰め込むより、テーマごとに短い動画を何本か用意したほうが、見てもらいやすいです。
1本1分の動画なら、たとえば次のように組み立てられます。

若い人に届く採用動画の5つのコツ
1. 最初の3秒で、何の動画か分かるようにする
SNSでは、最初の数秒で見るかどうかが決まります。冒頭に「入社2年目の1日」「この工場でつくっているもの」のように、テーマが分かる一言や文字を入れましょう。
2. 載せる場所に合わせて、縦長か横長かを決める
InstagramやYouTubeショートで流すなら、スマホの画面いっぱいに映る縦長が向いています。採用ページや会社説明会のスクリーンで流すなら、横長のほうが見やすいです。先に載せる場所を決めておくと、撮り直しが減ります。
3. 社員の声を入れる
映像だけより、働いている人の言葉が入っているほうが、ずっと伝わります。台本を読んでもらうより、「入社してよかったことは?」のように質問して、自分の言葉で答えてもらうほうが自然です。
4. 長さは1分前後を目安にする
最後まで見てもらうには、1本1分前後がひとつの目安です。もっと伝えたいことがあれば、会社説明会用に長めの版を別につくりましょう。
5. きれいに作るより、ありのままを見せる
照明や編集にこだわるより、ふだんの職場をそのまま見せることのほうが大切です。作り込みすぎた動画は、かえって「本当の雰囲気が分からない」と受け取られることがあります。
撮った動画はどこに載せるか
せっかくつくった動画も、見てもらえる場所に置かなければ効果がありません。主な置き場所は次のとおりです。

1本の動画を、採用ページにもSNSにも説明会にも使い回せます。載せる場所を増やすほど、見てもらえる機会が増えます。
社員に出てもらうときの注意点
採用動画で一番気をつけたいのは、出演してくれる社員への配慮です。
出演してよいか、どこに載せるかを説明したうえで、同意をもらっておく
その社員が退職したあと、動画をどう扱うかを先に決めておく
映ってはいけないもの(図面や取引先の情報、ほかの社員の顔など)が映り込んでいないか確認する
ここをあいまいにしたまま進めると、あとで動画を消さなければならなくなることがあります。最初に決めておけば、安心して長く使えます。
自社でつくるか、プロに頼むか(費用と補助金)
最初の1本は、スマホで自社でつくってみるのもよい方法です。撮ってみると、自分たちの会社の何を伝えたいのかがはっきりしてきます。
一方で、「撮る時間がない」「何を伝えればよいか整理したい」「説明会までに間に合わせたい」という場合は、外に頼んだほうが早いです。
迷ったときは、次の3つの質問で考えてみてください。

トップフィールドマーケティングのPR動画まるごと伴走支援では、採用動画を1本30,000円(税抜)から、約1週間でつくっています。広島県・岡山県なら撮影に伺うほか、お手持ちの写真や会社案内などの素材から動画にすることもできます。採用ページや求人原稿まで含めて見直したい場合は、人財育成・支援のページもご覧ください。
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事例:高卒採用に絞ったYouTubeで、問い合わせ10件以上
動画で大切なのは、再生回数より「届けたい相手に届くか」です。私たちが支援した事例でも、そのことがはっきり表れました。
福岡県の採用コンサルティング会社様は、企業の高卒採用を支援している会社です。対象となる企業が少ない小さな市場で、Googleの検索(SEO)では上位に出ていたものの、それ以外の入口がなく、新しいお客様は減る一方でした。
そこで、テーマを「高卒採用」に絞ったYouTubeチャンネルを新しく立ち上げ、企画から撮影・編集までを一貫して担当しました。市場が小さいため、再生回数は追わないと最初に決め、高卒採用に悩む企業の担当者に刺さる企画にしぼりました。

1本あたりの再生は数百〜2千回ほどです。それでも見ている人の多くが見込みのお客様だったため、9ヶ月でYouTube経由の問い合わせが10件以上になり、そのまま売上につながりました。

いちばん見られている動画はこちらです。高卒採用で欠かせない「学校訪問」のやり方を、実際の現場の話をもとに解説しています。
採用動画も同じです。たくさん再生されることより、入社してほしい人にきちんと届くことのほうが大切です。ほかの取り組みは支援事例にまとめています。
トップフィールドマーケティングのサービスYouTubeまるごと伴走支援YouTubeの企画・撮影・編集から運用までをまるごとお任せいただける月額サービス。高卒採用の専門チャンネルで問い合わせ10件以上の支援実績。詳しく見る採用動画についてよくある質問
採用動画の長さはどれくらいがよいですか?
SNSや採用ページで見てもらう動画なら、1本1分前後が目安です。会社説明会で流す場合は、3〜5分ほどの長めの版を別につくると、伝えたいことを無理なく入れられます。
スマホだけで撮影できますか?
できます。最初の1本なら、スマホで先輩社員のひとことや職場の様子を撮るだけで十分です。音声が聞き取りやすいように、静かな場所で、スマホを話す人に近づけて撮るのがコツです。
社員が出演を嫌がったらどうすればよいですか?
無理に顔を出してもらう必要はありません。手元や作業の様子、声だけの出演でも、職場の雰囲気は十分伝わります。出演してよい範囲を本人と決めてから撮影しましょう。
まとめ
採用動画で大切なのは、立派な映像をつくることではなく、若い人が知りたい「誰と、どんな雰囲気で働くのか」を見せることです。まずはスマホで先輩社員のひとことを撮るところから始めてみてください。
「うちの会社なら、何を撮ればいいだろう」と思ったら、この下のAIじゃけぇ君に気軽に聞いてみてください。会社に合わせて、ぴったりのプランをご案内します。